2015年02月17日

蘇栄が叩かれ過ぎてかわいそう

 16日、第18回党大会以来、3人目となる党と国家の指導者経験者の双開が発表されました。とはいっても、徐才厚、周永康は引退済であり、容疑者となった時点で現役だったのは蘇栄が初めてとなります、

 党と国家の指導者については先ほどご説明しましたが、「双開」は党籍はく奪と、公職解任という意味で、この時点で中央紀律検査委員会の取り調べや調査が終わっており、あとは司法に任せるお知らせみたいなものです。

蘇栄・元全国政協会議副主席、重大な規律違反、法律違反で党籍はく奪、公職追放(中央紀律委観察部 2015/2/16)

 取り調べを経て、蘇栄は組織、人事紀律に違反し、個人で無断に組織の決定を変更した。

 職務上の権限を利用して幹部選抜任用や企業経営などで他人の利益を図り、巨額のわいろを受け取った。

 職権を乱用し、国家資産に重大な損失を与えた。

 党風廉政建設の主体的な責任を実行せず、江西省で起きている重大な汚職問題に対して、主要な指導者の責任を負う。

 蘇栄の上述の行為は重大な規律違反、法律違反を構成しており、収賄、職権乱用などは犯罪となる。

 蘇栄は党の高級指導者幹部として、党の政治的規則を無視し、組織的紀律に重大に違反し、公然と売官を行い、幹部隊伍に悪影響を与え、社会的雰囲気を損った。

 自身の腐敗は深刻であり、また親族が特殊な身分を利用して独断で政治を行うことを支持、容認し、巨額の違法な利益を得て、党内の政治生活を破壊し、現地の政治生態を傷つけること甚だしく、性質は極めて深刻であり、影響は十分に劣悪である。(後略)
 徐才厚は「職務上の権限を利用して、他人の昇進に便宜を図った」(利用職務便利,為他人晋昇職務提供帮助)と、柔らかい表現になっているのに対し、「公然と官職を売った」(大肆売官鬻爵)と、直球も直球、剛速球の表現になっています。

 1996年に吉林省委副書記となってから、青海省、甘粛省と2007年に江西省委書記に転じるまであちこちで書記を歴任しています。「これだけ悪い人物」が青海や甘粛では清廉だったとはとても信じがたいのですが、そこはスルーした方がいいのでしょうか。

 他にも「個人で無断に組織の決定を変更」、「党の政治的規則を無視」、「江西省で起きている重大な汚職問題に対して、主要な指導者の責任を負う」、「現地の政治生態を傷つける」と今までになかった激烈な表現が出てきています。

 周や徐にはなかった表現で、政治局委員とそうで無い者の差が罪状に表れているのかもしれませんが、これは久々に死刑もあるかもしれません。

 16日午後から開かれた江西省委常務委員会では、蘇栄の双開決定を全力で擁護。蘇栄が書記だったころは「経済発展が停滞し、マイナスの影響が表れた」と批判を受け、政協副主席に転出した後の2014年は「経済、社会が健康的で比較的早く発展」とデスノート級の扱い。

 蘇の賄賂でポストに就いた部下たちが動かないため、投資や企業が逃げ出したということなんでしょうが、ひどい扱いです。
タグ:蘇栄
posted by aquarelliste at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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